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人間とコンピューターとメディアの接点をデザインするために考えたこと

初めての深圳メモ(事前準備編)

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2017年5月末に1週間、深圳に行ってきました。 仕事メインだったので、自由時間は多くなかったですが、 いろいろ見てきたので、深圳の感想を。

深圳のディープな世界や、最新の情報に関しては 他に詳しい方の情報がたくさんあるので、そちらを見ていただくとして、 初めて行ったときに困ったことや、次行くならこうしたいなど、 初心者ならではの感想をまとめたいと思います。

先にまとめておくと、日本と変わらない文化的な生活を送るには、以下の内容を事前に準備しておくのがおすすめです。

  • 香港SIMを日本で購入しておく
  • WeChatをインストール/アカウント作成(一緒に行動する人、日本の家族など、連絡を取り合う可能性のある人にも入れておいてもらう)
  • Baiduの地図アプリを事前インストール
  • Google翻訳をインストールしておく

準備してなくて後悔したもの

  • Googleの手書き入力をインストールしておく
  • WeChat Paymentも利用可能にしておく
  • 行きたいところは先に調べて、GoogleMapなどに登録しておく

[準備1]香港SIM持っていくべき

事前に日本でローミングに対応した7日間/2GBのタイプを購入しました。

使い方にもよると思うのですが、仕事目的の利用でPCからもテザリングで利用したので 現地Wifiと併用して2GBでも節約して何とか収まった感じです。追加のチャージは結構めんどくさいらしいので 次行くときはもう一枚準備していくかもしれません。

このSIMは香港のSIMなのですが、ローミングをONにすれば中国国内でも使えます。 中国特有の金盾によるアクセス制限もなく、FacebookやGoogleなど 普段日本で利用しているWEBサービスが、そのまま使えました。 私の利用範囲だと、特に制限がかかったサービスは1つもありませんでした。

ホテルや飲食店などにFree Wifiは充実しているのですが、金盾によって
Wifi環境では以下のサービスはアクセスできませんでした。

  • Google検索/Gmail (gmailは初日だけ使えた気もするけど、あいまい)
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
  • Instagram

逆に以下のサイトは
Wifiでもそのまま利用できました。

  • MS系のサービス MSアカウント/Skype/Outlook.com/Onenote.com
  • Amazon
  • Github
  • Slack

Wifi環境ではBaiduの検索エンジンはつかえるのですが、検索結果が中国語になるため、使いづらいです。 やっぱりGoogle必要です。


[準備2]WeChat(微信)インストールしておくべき

上記のように、Lineなど日本でよく使われているSNSサービスが金盾環境では使えないため、WeChatの環境を作っておかないと誰かと連絡を取るのが大変です。聞いた話によると、日本人同士、深圳で現地集合しようとしたら、相手が格安SIMで国際通話もできなく、Lineも使えないので、丸一日会えなかったとか。。 WeChatは音声/ビデオ通話に対応しているため、電話代わりにもなり、日本との連絡の際にホテルのWifiを利用すれば通信費用を気にせず通話できます。

また社会インフラとしてWeChatは浸透しており、決済サービスとしても普及しています。 私は準備していかなかったので実際には使えなかったのですが、 WeChat Paymentを事前に準備しておけば、レンタルサイクルを利用したり、食事の決済をしたりとても便利そうです。次回中国に行くときは絶対準備しようと思っています。


[準備3]Google ピンイン入力/手書き入力をインストール

これもやっておけばよかったという話なのですが、 中国語の手書き入力環境も日本で事前に準備しておいた方が良いです。 中国語は漢字を読めばなんとなく意味は理解できるのですが、正しく書けないとネット検索ができません。

日本の漢字でなんとなく入力しても、地図アプリが反応してくれないのは結構困ります。

そのため、手書き入力環境はあった方が良いです。


[準備4]BaiduMapをインストール。GoogleMapと使い分け

GoogleMapですべて賄えると便利なのですが、GoogleMapだと

  • Wifi環境で使えない
  • 情報が古い
  • 現地の人がGoogleMap使ってない
  • タクシーが呼べない

というのが困ります。そのため、中国製の地図アプリ(BaiduMap)と併用していました。 BaiduMapを使うときには先ほどの中国語手書き入力が必須です。日本の漢字で入力しても反応してくれません。

GoogleMapは

  • 定番の有名どころを英語の名称で検索する
  • 行きたいところを日本で事前に調べて、場所を保存しておく

には便利です。


事前の話で長くなったので、現地の話は改めて次回。