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人間とコンピューターとメディアの接点をデザインするために考えたこと

オープンデータの基礎(1)-オープンデータとは何か?

photo by dullhunk

訳あってオープンデータについて、人に説明する機会があるので、そのために調べたことをまとめています。

このページの内容は、随時更新されて行く可能性があります。

手っ取り早くオープンデータについて、知りたい(知ったかぶりしたい)方や、使って見たい方に有用かと思い公開しています。

■オープンデータとは何か?

  • オープンデータとは組織が自らの保有するデータをWeb上に公開する取り組みのこと

  • 官・民を問わず、オープンデータは進んでいるがその目的は多少異なります。

2014年6月に、政府は成長戦略の具体的施策をまとめた「日本再興戦略(改訂版)」を公開しました。この中で、IT分野の戦略の一つとして挙げられているのが、「公共データの民間開放(オープンデータ)」です。

■これまでの情報公開と何が違うのか?

現在、政府が進めているオープンデータ政策が従来の情報公開とどう異なるのか?

1.オープンライセンス

そもそも利用条件が不明であることや、データの改変や商用目的でのデータ利用に関しては許諾を得なければならないことが多く、このことがデータ利用のハードルとなっています。

2.機会判別可能(マシンリーダブル)

行政が自由な二次利用を認める形でデータを公開していても、それがPDFやJPEGなどのデータ形式では、コンピュータープログラムなどが数字や文字などのデータを取り込むことができません。これに対し、コンピュータープログラムなどが表形式のデータなどから情報を読み込み、処理を行えるデータ形式を「機械判読可能なデータ形式」と呼び、オープンデータ政策においてはこのような形式でデータを公開していくことを目標に掲げています。再利用性が高い

3. オープンフォーマット

特定の商用ソフトウェアに依存しないデータ形式

■オープンデータの目的

政府

  • 透明性の確保予算や調達情報を公開し、行政の透明性を高めること。

  • 産業界のビジネスの活性化 白書や統計、地図などのデータを公開し、産業界での二次利用を通じてビジネスの活性化を図ること

民間

  • 外部ナレッジの活用
  • ニーズマッチング
  • ビジネス融合

の3つに分類できます。

参考プレゼンテーション

参考記事・リンク

www.atmarkit.co.jp

オープンデータ・ハンドブック — Open Data Handbook

続きます