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人間とコンピューターとメディアの接点をデザインするために考えたこと

オープンデータの基礎(4)-LinkData.orgを使ってみる

http://linkdata.org/img/linkdata-logo-300.png

オープンデータ活用支援プラットフォーム「LinkData.org」を使ってオープンデータを実際に使って見ます。 このサイトを使うことで、オープンデータを見つける⇒データを使ったアプリを作る⇒アプリを公開するの一連の流れが実現できます。

LinkData.orgについて

LinkData.orgはデータの流通、及びアプリケーション開発からビジネスまで幅広くデータの活用を支援するプラットフォームです。

4つのサービスを統合し提供しています。

サービス名 説明
LinkData テーブルデータの変換と公開をサポートする
App.LinkData アプリケーションの作成と公開をサポートする
Knowledge Connector ナレッジの公開とマッチングをサポートする
CityData 地域のリソース情報の共有とコミュニティ育成をサポートする

アプリ製作の流れ

1.会員登録

  • アプリの作成には会員登録・ログインが必要です。
  • facebook/google/twitterアカウントを利用したログインも可能です。

2.使うデータを探す

  • LinkDataやCityData(市町村単位での公開データが検索できる)を利用することで、公開データを見つけることができます。
  • とりあえずアプリを作るのであれば、おすすめのデータセットが表示されるのでそれを使っても良いかと思います。

3.アプリを新規作成

  • App.LinkDataを使えば、サーバー不要で、ブラウザ上でHTMLアプリを直接コーディング・プレビューができます。GoogleMapやjQueryなどの外部JavaScriptライブラリも読み込み可能です。

  • アプリ作成画面はこんな感じ f:id:pigshape:20150511185610j:plain

  • 外部JSライブラリを読み込んで利用することも可能です。 f:id:pigshape:20150511192642j:plain

  • 日本語チュートリアルをみれば始めるのは簡単です。 app.linkdata.org

  • LinkDataAPIも整備されています。

API: linkdata LinkData (app.linkdata.org)

4.アプリを保存・公開する

  • 作成したアプリは保存したり公開することができます。

  • 以下のキャプチャ画面のように、公開指定やライセンス・メタ情報などが設定できます。

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実際のアプリを見る

  • 実際に、App.LinkDataで作成されたアプリをいくつか紹介します。

app.linkdata.org

app.linkdata.org

アプリのFork

  • 公開されているアプリをForkしてあらたなアプリを作ることも可能です。

データの入れ替え/逆マッシュアップ

  • 作成したアプリに利用しているデータセットを追加したり入れ替えることもできます。
  • これによって、公開アプリを活用して別のデータに入れ替えることで違うアプリケーションにすることが可能です。(サイトでは逆マッシュアップと呼ばれています。)

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データセットはさまざまなフォーマットで利用可能

  • 見つけたデータセットはダウンロードしたり、JsonXML、TSVなどなどさまざまなフォーマットでアクセスすることができます。

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続きます。

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