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人間とコンピューターとメディアの接点をデザインするために考えたこと

Microsoft Azureクラウド上でHoloLensのSharingService(ホログラム共有)を動かす。

HoloLensのSharingServiceを使うと、複数台のHoloLensでセンサーデータなどの共有が簡単にでき、同じオブジェクトを表示したり、協業ができるようになります。 SharingService自体はUnityEditor上やHoloLensエミュレータ上でも動作します。

SharingServiceをAzure上で動かしたので、そのメモ。

Microsoftのクラウドコンピューティング Windows Azure入門

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  • 作者: 砂金信一郎,遠藤大樹,酒井達明,藤田昭人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2009/11/27
  • メディア: 大型本
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HoloLensの空間アンカー(Spatial Anchor)ドキュメントの日本語訳

HoloLens

HoloLens翻訳シリーズ3回目は MicrosoftのHolographicサイト上にあるSpatial Anchor(空間アンカー)のドキュメントです。


目次

Spatial Anchor(空間アンカー)

  1. 空間アンカーのベストプラクティス
    • 1.1 ユーザーが指定した位置に空間アンカーを配置する
    • 1.2 原点座標から3メール以内にホログラムを配置する
    • 1.3 グループ化されたホログラム
    • 1.4 動き回るホログラムは空間アンカーを利用せずに静止座標系を用いる
    • 1.5 空間アンカーのグリッドを作成しない
    • 1.6 使わなくなった空間アンカーは消去する
  2. 関連ドキュメント
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HoloLensのホログラム共有(Shared holographic experiences)ドキュメントの日本語訳

前回の座標系システムのドキュメントに続けて、MicrosoftのHolographicサイト上にあるShared holographic experiences(ホログラムを共有する) のドキュメントを自分の勉強のために翻訳しました。

HoloLens


目次

ホログラムを共有体験

  1. ホログラム共有体験とは何か?
  2. ホログラム共有体験のシナリオ設計
    • 2.1. どうやって共有するのか?
    • 2.2. 人数はどれくらい?
    • 2.3. メンバーはどこにいる?
    • 2.4. いつメンバーはホログラムを共有する?
    • 2.5. 環境がどれくらい似ているか?
    • 2.6. どんなデバイスを使っている?
  3. チェック項目をシナリオに適用してみる
  4. 空間アンカーの共有
  5. 関連ドキュメント
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HoloLensの座標系(Coordinate systems)ドキュメントの日本語訳

MicrosoftのHolographicサイト上にあるHoloLensの座標系のドキュメントを自分の勉強のために翻訳したので一部公開します。利用にあたっての注意事項は文末に記載しています。


目次

座標系について

  1. 空間座標系について
  2. 静止座標系について
  3. 空間アンカー(Spatial anchors)
    • 3.1. なぜ、シーンを通じて、一つだけの固定の座標系が使われないのか?
    • 3.2. 空間アンカーにおける解決方法
    • 3.3. 空間アンカーを用いた永続性
    • 3.4. 空間アンカーの共有
    • 3.5 最適解
  4. 従属座標系
  5. 頭部固定のコンテンツは非推奨
  6. トラッキングエラーの回避
    • 6.1.デバイスが十分なセンサーデータを取得できない場合)
    • 6.2.環境の大きな変化によって、トラッキングが正しく動かなくなってしまう場合
    • 6.3.時間経過による環境変化によるトラッキングの失敗
    • 6.4.空間の誤認識によるトラッキングの失敗)
  7. 関連ドキュメント
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SSLのHTTPリクエストをtelnetのように解析したい。

HTTPの挙動を確認したいとき、telnetは便利ですがSSLだと、使えません。

そんな時は、opensslで同じようにできます。

openssl s_client -connect {hostname.com}:{443}

telnetだと

telnet {hostname.com} 80

Holographic Remoting Playerについて

https://az835927.vo.msecnd.net/sites/holographic/resources/images/HolographicRemotingPlayer.png

Holographic Remoting Playerの情報も公開されてますね。

Unity 5.5bならPlayボタンを押すだけで使えるようです。

こんなかんじ

youtu.be

必要なPCスペック(意訳)

  • Windows 10 Anniversary Update必須
  • GeForce GTX 970 or AMD Radeon R9 290 かそれ以上を推奨
  • 良好なWifi環境

Surface bookで動くのかな?

Holographic Remoting Player


Holographic Remoting Playerアプリのダウンロードはこちら

www.microsoft.com

9/26追記

HoloLens/Unityに関する2016年9月の新機能の意訳

iss046e043637

(写真は本文とは関係ありません)

Dangling Neuronに書かれていた記事Awesome Features coming to Hololensによると、来週にUnity上のHololens開発で大きなアップデートがあるそうです。

ひとまず自分用に、概要を意訳したので掲載。間違っている部分があるかも知れません。 また、公式のソースが見つけられなかったので、そもそもおかしいかも・・

1.Unity内でHololensの入力のシミュレーションができる

 今までエミュレータで実施していたHoloLens特有の入力方法がUnity上でシミュレーションできるらしい

2.Unity remote debugへの対応

3. Hololens Remoting to Windows 10 PC

一番すごいのがこれ、Windows 10のPCがホロレンズの頭脳になる。

  • UWPアプリケーションで、HololensのすべてのAPIが使える。
  • 「Hololens Remoting app」というのが来週提供されて、Hololensにそれをインストールすれば使える。
  • これをつかうと、PC上のUWPアプリがHololensに接続でき、PCをHololensの頭脳として使えるようになる。
  • 全てのセンサー入力がHololensから、PC上のアプリに送信される。UWPアプリにて、各種解析を行い、レンダリング結果がHololensに伝送される。
  • これらの機能はWifiを利用して通信をする。60FPSも維持される。

これにより、以下のような可能性が広がる

  • よりCPUパワーが必要なアプリケーションが開発できる。
  • 単体では実現できないような、視覚表現が実現できる
  • KinectやLeap Motionなど、他の素晴らしい外部センサーと連動できる。

記事中の「Hololens Remoting app」は、たぶんHolographic Remoting Playerの事と思われます。

既にStoreで公開されています。

www.microsoft.com

元記事はこちら

Awesome Features coming to Hololensdanglingneuron.wordpress.com

UnityによるVRアプリケーション開発 ―作りながら学ぶバーチャルリアリティ入門

UnityによるVRアプリケーション開発 ―作りながら学ぶバーチャルリアリティ入門

  • 作者: Jonathan Linowes,高橋憲一,安藤幸央,江川崇,あんどうやすし
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2016/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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